無題

ダンスは本当に奥深いです。

自分は先生としてレッスンする立場であると同時に、毎朝練習し、煮詰まる度に留学し、日々継続して学んでいる立場でもあります。

教える立場でも教わる立場でも、レッスンの中で大切にしていることがいくつかあります。

例えばレッスン中、生徒が練習の成果を見せたり先生がお手本を見せてくれたとします。同じものを見ても、そこから得られる情報量は当然個人差があると思います。

踊り手が何を意識しているかを考えて、その上でその変化を見るということ。わかりにくいかも知れませんが見えないものを見るというような感覚です。

例えばレッスン中、先生や生徒が何かを言葉で説明してくれたとします。言葉でのコミュニケーションは情報量としては決して多くないです。言葉を聞き、言葉にならない部分をどれだけ感じられるかということ。

以前レッスンで、細胞の一つ一つが踊っているイメージ、と教わったことがあります。

ダンスって本当にそんな感覚なんだと思います。

関節や筋肉、長さや角度、で考えていると本当に大切なモノを見失ってしまうかも知れません。