三室です
ダッチオープンのレクチャーで、ある先生に、「君たちにとって、勝利がすべてか?」と聞かれました。
僕は勝利が「すべて」なのかと言われるとどうなんだろうと、その場では迷ったのですが、帰ってから、「勝利がすべてだ」と答えたいと思いました。
その「すべて」は、勝ちさえすればいいというわけではありませんが、自分にとって勝利のほかに大事なものが沢山あったとしても、それらは勝利しなければ輝かないと思ったのです。
ある選手が、僕は自分のコーチャーが試合を観てよかったと言ってくれればそれでいい、と言うようなことを言っていたのですが、今となると、ほんとかな?と思います。
もし一次予選で落ちてもそうなのか?
もしファイナルまでいっていたら?
コーチャーに君がチャンピオンだと言われても、実際に予選落ちしてしまったらどういう気分なんだろう?(現に予選落ちするチャンピオンはいません)
と、いろいろ考えてしまいます。
結局、コーチャーがもしほめてくれたとしても、それは結果も出ているから本当の意味で喜べるのではないかな、と。
とにかくコンペでは結果が付きまとう以上、僕にとっては、勝利がすべてだと言えると思ったのです。
「勝利がすべてか?」と聞かれて初めて、自分が漠然と、勝ちたい、とだけ思っていたのだなぁと思いました。
どういうモチベーションでコンペに臨む、ダンスを踊るかに優劣はないと思いますが、とても考えさせられる問いでした。